チラシ、バナー、店頭スタンド、看板、展示会ブースなどのオフライン広告は、今も重要な接点です。一方で、最大の課題は効果を測定しにくいことにあります。広告に興味を持った人がいるのか、実際に反応したのか、購買行動につながったのかを把握しづらいからです。
本記事では、GoogleフォームとQRコードを組み合わせ、オフライン広告キャンペーンの反応を把握し、顧客との接点を改善する方法を解説します。集まった回答をもとに、顧客の考えを理解し、コミュニケーション施策を調整できます。
オフライン広告が今も重要な理由
デジタルマーケティングが主流になった現在でも、オフライン広告は多くの業種で有効なチャネルです。
物理的なブランド接点をつくれる:人通りの多い場所に掲示したポスターや看板は、ブランドの印象を残すきっかけになります。
オンラインへの接触が限られる層にも届けられる:高齢者や、日常的にインターネットを利用しない人にも情報を届けられます。
その場で体験を提供できる:イベントブース、ロードショー、サンプリングなどでは、来場者と直接接点を持てます。
ただし、広告を見た人がどれくらいいるのか、キャンペーンが成果につながったのかを追跡しにくい点が課題です。
GoogleフォームとQRコードで反応を把握する
1. Googleフォーム:手軽に回答を集められるツール
Googleフォームなら、アンケート、登録、フィードバック用のフォームを数分で無料作成できます。回答はGoogleスプレッドシートへ自動で送信されるため、集計や分析も進めやすくなります。
2. QRコード:オフラインからオンラインへつなぐ導線
広告物にGoogleフォームへつながるQRコードを印刷すれば、販売スタッフを介さずに、その場で回答や登録を促せます。読み取り後は、フィードバックの送信、ミニゲームへの参加、プロモーションコードの受け取り、情報登録などへ案内できます。
オフライン広告の効果測定に使うGoogleフォームの作り方
ステップ1:測定する目的を決める
まず、オフラインキャンペーンで何を確認したいのかを明確にします。
ポスターを見た人はどれくらいいるか。
QRコードを読み取り、フォームに回答した人はどれくらいいるか。
商品やサービスを何で知ったのか。
広告の内容を覚えているか。
情報提供やキャンペーン案内の受信を希望するか。
ステップ2:目的に合ったGoogleフォームを作成する
質問例は次のとおりです。
どこで当社の広告を見ましたか?(複数選択可:チラシ、ポスター、バス、展示ブースなど)
このQRコードを読み取った理由は何ですか?
どの商品・サービスに興味がありますか?
広告のデザイン、サイズ、魅力を5段階で評価してください。
今後、メールでお得な情報やキャンペーン案内を受け取りますか?(メールアドレスを入力)
ステップ3:フォームへつながるQRコードを作成する
Googleフォームを作成したら、次の手順でQRコードを用意します。
Googleフォームで「送信」をクリックし、リンクアイコンからURLを取得します。必要に応じてリンクを短縮します。
Googleフォーム用QRコードを作成し、フォームのリンク先を設定します。
ブランドカラーやロゴを加え、広告デザインになじむ見た目に調整します。
印刷後にリンク先を変更したり、読み取り状況をアクセス解析で確認したりする必要がある場合は、動的QRコードを選ぶと便利です。内容が今後変わらない場合は、静的QRコードを利用します。
QRコードの読み取りを促す工夫
1. レイアウトで見つけやすくする
QRコードを小さくしすぎたり、目立たない場所に配置したりしないようにします。
ポスターの中央や下部など、視線が集まりやすい位置に配置し、「QRコードを読み取って今すぐ特典を受け取る」「この広告についてのご意見をお聞かせください」といった分かりやすい案内を添えます。
2. 読み取る理由を用意する
フォーム回答後にクーポンや割引コードを提供する。
読み取った人が抽選に参加できるようにする。
楽しめるクイズやミニゲームへ案内する。
3. Googleフォームの回答を確認・分析する
Googleスプレッドシートで、回答時刻や回答内容などを確認します。
UTMパラメータやURL内の識別情報(例:
?source=poster_shibuya)を組み合わせると、広告ごとの流入元を把握できます。
実施時によくある失敗
QRコードが読み取れない:リンクが長すぎる、リンク切れがある、Googleフォームが公開されていないなどが原因です。印刷前に必ず読み取りテストを行います。
明確なCTAがない:何のために読み取るのかが伝わらなければ、行動を促せません。
フォームが長すぎる:通行中の人が10問以上に回答する時間を確保できるとは限りません。
データを定期的に確認しない:フィードバックを集めても、集計や測定をしなければ改善には活かせません。
GoogleフォームとQRコードを活用すれば、オフライン広告の反応を具体的なデータとして捉えやすくなります。フィードバックを確認し、読み取りの動機を整え、施策を見直すことで、次回のキャンペーン設計に活かせます。
まずはGoogleフォームを作成し、QRコードのリンク先として設定してポスターに印刷してみましょう。オフライン広告の反応を、継続的に確認できるようになります。
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